ホスピタリティーの専門人材を養成する高雄餐旅大学では、応用日本語学科の一部の学生に対して一年間日本でのインターンシップが実施されている。語学力を高めるほかにインターンシップを通して日本にどんなことを学ぶべきかが教育の重点である。一方、今日「おもてなし」という言葉は日本のホテル・旅館などの伝統的な人が人をもてなすサービス業に限らず、あらゆる産業界で、ユーザーによい感情経験を与えるサービス製品のキーワードとして「おもてなし」が広く使われるようになってきている。そこで、本論文は授業の一環にインターンシップを位置づけ、日本的なおもてなしの特徴について考察することを目的とする。 まず、ホスピタリティーと日本的な「おもてなし」の概念の相違について探る。次に、日本的な「おもてなし」における人的な素質の養成や表現の仕方や精神性などについて考察する。日本のサービスの真髄である「おもてなしの心」を理解し、学びとる、身に付けることを期待している。 |