世界多くの国は、社会の情報化を国策として積極的に推進している。ICT化の波も教育の分野に大きく押し寄せており、このような目標に向かって、教育機関ではeキャンパス、eラ-ニング、eコースなどの活動が急激に広がってきている。 台湾の日本語教育現場でのeラ-ニング教育環境が殆ど整っている(葉,2009)。それで、次に求められるのはいつでも学習できる教材、自由に自学自習できる日本語教育の体制づくりであろう。 このような状況をふまえて、筆者はこれまで一般の教室とインターネットを組み合わせることにより、いろいろな授業形態を展開してきた。本稿では、まずeラーニングについての概要を見る。次に日本語教育を活性化するために、筆者がこれまで実践してきた具体例を通じて、日本語教育用素材DBの作成とその利用法について述べる。最後に日本語教育用素材DBの作成の重要性を提示してみたい。 |