日本東北地區吸引外籍遊客之機制與接待實態——以山形縣飯豐町雪上樂園為例∣The strategy and influence of attracting foreign tourists in the northeast areasof Japan: The case study ofsnow parklocated inIide town,Yamagata Prefecture

日本の東北地方における訪日外国人観光客の誘致と受入の実態―山形県飯豊町スノーパークを事例に―

本稿では、従来の伝統的な観光地域ではないにもかかわらず、訪日外国人観光客の誘致に成功した山形県飯豊町を研究対象地域とし、訪問者へのアンケート調査を通して、外国人観光客誘致と受入れが地域に与えた影響について検討することを目的とする。
調査結果からは、多くの訪問者は雪を見る・遊ぶことを目的に家族旅行で訪れた富裕層の訪日経験者であり、その殆どは飯豊町に関する認識を持っていないにもかかわらず、施設に対する満足度と再訪意欲は高いことがわかった。
一方、飯豊町観光協会も外国人観光客の受入れを機に新たな観光スポットを創造し、さらに周辺の既存の観光施設と連携することで、地域における観光事業に対する認識や経済的効果を高めていこうとしている。今後は観光協会にとって、訪日外国人観光客の誘致を拡大し、受入れによってもたらされた経済効果をどのように高めていくかが課題となっている。