全球化時代下台灣國際教育的現狀與課題——以嘉義市為例∣The Current Situation and Topics of Taiwanese International Education in an Era of Globalization: Chiayi City as an Example

グローバル時代における台湾の国際教育の現状と課題－嘉義市を例にして－

21 世紀は、グローバル時代である。グローバル時代において学校教育は、科学技術の暴発的な進歩や社会の急速な変化に対応して地球村という概念をカリキュラム開発と授業設計に取り入れることがよくあった。2012 年度から移民者、外国労働者や新住民の数が増えつつあるに連れ、台湾の教育部が五年間の「全国国際教育推進計画」を打ち上げた。こうした計画に対応して嘉義市は、特色のある国際教育カリキュラムを数多く開発し、地域に根ざした国際教育推進モデルを形成した。本研究は、文献分析法により、台湾の初等・中等教育段階における国際教育のビジョン、目標と推進方策を明らかにした上で、嘉義市小中学校の校長を対象にした面接調査を通して、嘉義市における小中学校の国際教育の実施状況と課題を明らかにすることを目的とする。研究の結果として以下のことが整理できた。まず、21 世紀の国際化的な人材を育成するため、台湾の教育部は、4 大教育目標と5 大方略からなる小中学校国際教育推進計画を工夫・推進している。こうした計画に基づいて嘉義市は、地域性の特色を考慮に入れ、ボトム・アップ式によるカリキュラム開発モデルを取り、四段階に従って地域化した国際教育を進み、カリキュラム統合という手法によって学校国際化の目標達成を目指している。しかし、教師専門職性と学生の英語能力との不足や国際教育計画補助金申請の困難さのなどの原因で、嘉義市小中学校は、国際教育を推進する際に様々な問題点とその対応策を生じた。