大學生日本文化接受傾向及日語習得狀況——日語主修與非主修之比較分析∣The Japanese cultural acceptance and Japanese learning situation of college students in Taiwan–Comparative analysis of Japanese majors and non-majors

大学生における日本文化の受容及び日本語の習得―日本語専攻と非専攻の比較分析―

本研究は異文化理解の視点から言語習得のあり方をさぐり、大学における日本語の専攻者と非専攻者を考察対象として、両者における日本文化の受容傾向及び日本語の習得状況等に関する相違を明らかにする。
台湾の高等教育機関における日本語の学習目的について、交流協会の調査報告（2011）によると、まず「日本語によるコミュニケーション」と「国際理解・異文化理解の一環として」といった交流志向が強いと見られる。また、筆者（2009)、（2010）では、非専攻者を対象に調査した結果、大多数の学生は日本、または日本語によいイメージをもち、勉強志向が高めの水準に達した上、「実用的」から「教養的」という学習目的への移行傾向も反映された。
以上の研究土台に沿って、本研究ではあらためて専攻と非専攻の両者とも含んだ大規模なアンケート調査（全12校、1700人）を実施し、「SPSS PC」を用いた統計法を生かして、上述した非専攻者の傾向を全体学習数の15.4%を占めた専攻者の場合と比較する。両者における日本文化への受容をはじめ、日本語の習得状況や、文化受容のあり方が日本語習得に影響を与えているのか、等相違の内実を探求していきたい。