台日策略聯盟與日語人才之功能——以汽車產業、IT產業丶商社業為主之個案研究∣Taiwan-Japan Strategic Alliance and the Role of Japanese Talen–The Case Study Based on Auto Industry, IT industry, Japanese Trading Companies

日台アライアンスと日本語人材の役割－自動車産業、IT産業、商社業を中心とする事例研究－

中国への共同進出において、日台企業はそれぞれ経営資源の優位性をもっており、補完することが可能である。すなわち、日本側の技術・プランドカや品質管理、台湾側の中国との「同文同種」やネットワーク、交渉能力、意思決定スピードの速さが、それぞれ自分の経営資源を補完・補強できるわけである。近年、日台双方のアライアンスは、中国から、タイ、ベトナムなど東南アジアヘと地理的な拡大を見始めるようになった。この日台アライアンスや日台経済交流を支えるため、堪能な日本語のみならず、ビジネスと産業知識を持った有能な日本語人材が欠かせないと思われる。
本稿では、まず台湾と中国における日台アライアンスの現状を把握する。そして、自動車産業とIT産業と商社業という最も重要な日台提携分野に絞って、台湾、中国、東南アジアを中心に事例研究を行い、日台アライアンスのパターンを究明する。最後に、この日台アライアンスを支える日本語人材の役割とその育成を考える。この際、日台アライアンスのパターンごとに、必要とされる専門能力を割り出す。また、能力指標のコンセプトに基づいて、各職場の必要な専門知識を検討する。