日本環境行政における手続法の意義

日本の環境行政における手続法の意義というのは、行政上の さまざまな利害や法関係をみたとき、次のような論点が登場して きます。 それは、典型的には、処分をする国家と処分の相手方という 二元的法関係の下で、行政手続を考える場合と、処分の直接の相 手方ではない住民等の第三者や環境保護団体などの三元的法関係 ないし多元的法関係の下で、行政手続を考える場合です。 この点に着目して、適正手続や民主的手続について検討して いきます。