工事請負契約における事情変更の原則をめぐる紛争についての若干の検討－台湾の物価調整条項に関する紛争を中心として（上）

工事請負契約、または工事の性質を持つ政府調達契約は通常、履行期間が長いという特性がある。しかし、長期間にわたる契約履行という状況下では、実際の契約履行の時には契約締結時の環境や基礎などが変わってしまいがちであり、もし当初の契約通りに履行すると、契約当事者双方または一方に不公平になる状況が発生する。