2003 年、淡江大学日本研究所在学中、臺湾史を研究している仲間が「歴史学科に、日本語ができて笑顔が素敵な先生がいるから、履修してみて」と教えてくれました。それが蔡錦堂先生との出会いのきっかけです。 その出会いから数年後、成田空港から都内に向かう京成線で偶然、先生と同じ車両に乗り合わせました。私は、博士班に進みたいけど、年齢や研究能力を考えると尻込みする、と先生に相談しました。先生は「年齢なら君より年上の人だって頑張ってる、大丈夫」「ただ(君は)歴史学の訓練を積んでいないので、歴史学ではやっていけない。それより研究方法が幅広く選べる臺文系へ行きなさい」とアドバイスを下さいました。 |