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篇名
從俗文學看明清的城市與鄉村、中央與地方
作者 大木康
中文摘要
中國境內存在著各種不同的方言。方言的問題與地域,或是族群的問題之間有密切的關係。以中國某一地域來觀察時,在當地便有文言、白話(官話)、方言等不同階層的語言存在。在過去,這些語言反映出以階級觀作為基礎的價值觀。文言是「雅」的語言,而白話、方言就是「俗」的語言。從而,以典雅的文言寫出的詩文是高尚的文學,用通俗白話寫成的俗文學(戲曲或小說)則成為下層的文學。而且,以方言來表達的口傳文藝等,原本就未曾被視為文學。某地域流行的表演藝術(藝能、performing arts)可分為從城市孕育出的表演藝術,以及從鄉村孕育出的表演藝術兩種。例如從歌謠來看,有鄉村的歌謠顯著地活躍於城市的時代,相反地會有城市的歌謠活躍於鄉村的時代。在中國各地並列存在著以方言為底座而形成的語言、文學金字塔。同時,還有既能操持文言,也能說官話的上層知識分子、客商等,構成了全國性網絡。譬如明末在地方上出現的俗曲,便跨越方言的差異性而引起全國性的流行,該現象就是以各地的青樓為據點而形成。據點和據點之間,像是官僚、商人這類奔走各地的人們帶著這些俗曲,從一個據點行走到另一個據點,在各個地域間往來進行傳播。另外,就像是有鄉村的表演藝術活躍的時代與城市的表演藝術活躍的時代這樣的現象相同,會有從中央傳播的表演藝術活躍的時代,也會有從地方產生的表演藝術活躍的時代。在此篇論文中,試圖以俗文學的材料來觀察中國的城市與鄉村、中央與地方之間的關係。
英文摘要
中国には多種多様な方言が存在する。方言の問題は地域、あるいは族群の問題と密接な関係を有する。中国の一地域を切り取って観察した時、そこには文言‧白話(官話)‧方言などのレベルの言語がある。過去において、これらの言語は、階級観念を基礎とする価值観念を反映していた。文言は雅なる言語であり、白話、方言は俗なる言語であった。従って、雅なる文言で書かれた詩文は高級な文学であり、俗なる白話で書かれた俗文学(戯曲や小説)は低級な文学であった。そして、方言で語られた口承文藝などは、そもそも文学とは考えられていなかった。一地域に行われる藝能(performing arts)には、都市で生まれ育った藝能と、農村で生まれ育った藝能の二種類があった。そして、例えば歌謡について見れば、明末の馮夢龍の『山歌』に見られるように、農村藝能が都市に進出してきたことが顕著である時代もあれば、逆に都市藝能が農村に進出した時代もあった。中国各地には、方言を基底とした言語、文学のピラミッドが並列的に存在していた。そして、文言をあやつり、官話を話せる上層の知識人、客商などだけが、全国的なネットワークを持っていた。例えば明末にある地域で発生した俗曲が、方言のちがいを越えて全国的に流行した現象が起こったのは、各地の青楼が拠点になったからである。拠点と拠点の間は、官僚‧商人のように各地を移動して歩く人たちが運んで歩き、また青楼を拠点にして、それぞれの地域に伝わっていったのである。さらに、農村の藝能が強い時代と都市の藝能が強い時代とがあったのと同じように、中央からの藝能が強い時代と、地方からの藝能が強い時代があったようである。このように、一地域の中での都市と農村、また中央と地方の相互の交流によって、中国俗文学の歴史が形作られていったのである。
起訖頁 1-15
關鍵詞 方言俗文學山歌俗曲城市與鄉村中央與地方
刊名 成大歷史學報  
期數 200906 (36期)
出版單位 國立成功大學歷史學系
該期刊-下一篇 鈕祜祿氏額亦都家族與清初內廷侍衛
 

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