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篇名
日華航空交渉の開始遅延をめぐる一考察──航空企業の所有権‧支配権問題の影響
並列篇名
《中日空運臨時協定》延議協商之背景──航空公司的「實質所有與實效控制」原則之影響(Background Factors of the Preliminary Negotiation Between Japan and the Republic of China Regarding the Air Service: Focusing on Ownership and the Control of Airlines)
作者 大石恵
中文摘要
本文聚焦於《中日空運臨時協定》(1955年),以考察中華民國與日本之間在開始協商空運協定所出現的歷史背景。由於1945年日本戰敗,導致在航空產業的營運受到限制,也無法與各國簽署空運協定。於是,當日本在1952年恢復主權之後,促使與各國洽簽空運協定。在中華民國與日本談判時,中方最初基於互惠原則,對於空運協定採取積極態度。之後由於中方改變協商方針,雙方比原先預定時程花了更多時間才完成簽署。一般而言,在開闢國際航空路線之際,各國都需要遵守國際規範,然而中華民國政府所指定營運國際航空路線的企業,卻未能滿足國籍條款的要求。因此,中華民國政府當時所希望簽署的,並不是需要包含國際條款的空運協定,而是以換文方式簽署的協定。日本政府則以日籍航空公司可開闢日台之間航線為最優先目標,因而接受了中華民國政府的上述要求。
英文摘要
本稿は、日華航空取極(1955年)に注目し、日華間の航空協定交渉が開始される前に浮上した問題の背景を検証するものである。日本は敗戦の結果として、航空産業の操業が制限され、各国との航空協定も締結できなかった。そこで、1952年に主権を回復すると、各国との航空協定の締結を目指した。日華航空交渉に関していうと、当初、中華民国政府は互恵原則に基づく航空協定に前向きだったが、その方針を変更したことで、妥結に想定以上の時間を要した。通常、国際航空路線を運航する際、各国は国際ルールに従う必要があるが、中華民国政府が指定する国際航空路線の運航企業は、国籍条項を満たしていなかったからである。そのため、中華民国政府は、国籍条項を含む規程が必要な航空協定ではなく、暫定的な交換公文での妥結を希望し、日本は、自国籍の航空機が台湾に乗入れることを優先させるため、中華民国政府の意向を受けいれたのであった。
起訖頁 99-130
關鍵詞 民航空運隊(CAT)日本航空芝加哥公約百慕達協定國籍條款Civil Air Transport (CAT)Japan AirlinesChicago ConventionThe Bermuda Agreementnationality clause民航空運隊(CAT)日本航空シカゴ条約バミューダ協定国籍条項
刊名 問題と研究  
期數 202112 (50:4期)
出版單位 國立政治大學國際關係研究中心
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