自然言語処理の発展と応用

On the Advancement and Applications of Natural Language Processing

自然言語処理は，1950年代の機械翻訳や文書自動抄録の初期の研究から，1980年代の文書処理，1990年代の統計的手法とテキストマイニング，2000年代のソーシャルメディア分析といった分野で発展してきた。2010年代以降は深層学習手法によって多数のタスクで最高性能を達成するとともに，マルチモーダル化(音声・画像など)や，読解・文生成などの新たなタスクへの取り組みが活発になった。本講演では，特に最近の自然言語処理における重要な技術的進歩と，教育分野も含めた産業的な応用について述べる。