「私的自治の原則」と「契約自由の原則」とを、あらためて考える──最近の日本私法学会で注目されている「強行法」と「任意法」との区別と関連して

民法の基本原理である（したがって、私人間を規律する「私法」の基本原理でもある）「私的自治の原則」と「契約自由の原則」については、台湾の大学の法学部においても勉強されていることでしょう。もっとも、台湾の民法においては、それら両原則の名称や、それら両原則の各内容や、両原則の関係について、日本とまったく同じであるのかどうか、その詳細については、私のほうに十分な知識がありません。この点はご容赦ください。